離婚する時の財産分与で、借金や夫婦共有名義のローンがどうなるかは、気になるポイントだと思います。

財産分与は、「夫婦生活で築いた財産」が対象になります。

しかし、夫婦生活で出来てしまった借金も、もちろん対象となります。

貯金がある場合は、単純にその貯金を分けますが、借金の場合は違います。

「何に使ったのか?」が大事になってきます。

もし離婚する時に借金が合った場合は、相手にも返済してもらう義務がある場合もあります。

この記事を読んで、何が財産分与の対象になるのかしっかり確認しておきましょう!

離婚するときの財産分与とは??


離婚する時の財産分与とは、「夫婦生活で築いた財産」を離婚する時に平等にわけることを言います。

厳密に割合を定めた法律があるわけではありませんが、結婚中に稼いだ財産は、50%ずつで分けるのが一般的です。

あなたが会社で働いて稼いだ分も、妻が家事をしていてくれたからという理由で、半分づつが取り分となります。

しかし使ってしまった分をどうこういうのは、無理な話です。

車や住宅などの大きな財産や、冷蔵庫などの家電や、家具は財産分与の対象となります。

これらは、離婚するときに買取してもらった場合の金額が、財産とみなされます。

買取価格5万円の冷蔵庫は、双方25,000円ずつの権利があるという事です。

冷蔵庫を売って、半分ずつにしても良いですし、どちらかが引き取り、25000円を相手に渡すという方法でもどちらでも大丈夫です。

しかし、この財産分与の対象にならないモノがあります。

夫が付けている高級腕時計が1000万したとしても、それは対象にはなりません。

同じく、妻の200万円する高級ブランドのバッグがあってもそれは対象にはなりません。

個人が身につける服や装飾品は、財産分与の対象にはならないのです。

借金の場合においても、「何を買ってできた借金か」が、財産分与の対象になるかならないのかのポイントになってきます。

離婚する時の財産分与で借金はどうなるの?


財産分与と言うと、借金の事は忘れてしまいそうですが、借金もマイナスの財産として財産分与の対象となります。

例えば、結婚生活中に購入して、所有している車の買取価格は「財産」となります。

そして、自動車ローンの残額があれば、それは夫婦共有の「マイナスの財産」となります。

この場合は、「車の買取価格ー自動車ローンの残高」が最終的な財産となります。

そして問題となるのが、カードローンやクレジットカードなどのリボ払いなどで、債務がある場合です。

この場合は、「その借金がどんな用途で出来たか」によって、財産分与の対象となるかが変わってきます。

例えば、夫が高級腕時計やギャンブルなどに使った借金は財産分与の対象となりません。

これは、高級腕時計などの個人が身につける服飾品が、財産分与の対象にならないことからもわかります。

ではどのような借金が、財産分与の対象となるのでしょうか?

それは、生活費や家具など共有で使うもののために使った借金が対象になります。

「夫婦生活の為のお金」といえばわかりやすいでしょう。

たとえば、結婚生活中に引っ越しをしたとき、引越し代や家具代などを夫名義のカードローンで支払っていたとします。

離婚するときに、そのカードローンの残額が残っている場合は、妻側にその残額の半分を請求することができます。

このような借金は、しっかり話し合いの場に持ち出して、この財産分与も行いましょう。

離婚する時の財産分与で共有名義の住宅ローンはどうなるの?


離婚する時の財産分与で共有名義の住宅ローンは、財産分与の対象になります。

これは、結婚生活中に契約した住宅ローンなら、夫だけの名義でも、財産分与の対象となります。

財産分与の対象になるかどうかのポイントは、夫婦で使うものかどうかです。

住宅はもちろん夫婦で使いますよね。

この住宅ローンは、家を売った金額で完済できれば、すっきりと処理できます。

しかし、住宅ローンの残額が、家を売る金額を上回ってしまうと、家を売却することができないので、その取扱をしっかり話し合う必要があります。

多くの場合は、住宅ローンの残額が、家を売る金額を下回るまでは、どちらかが住み、返済をつづけるという方法です。

そして、住宅ローンの残額が少なくなった所で、住宅を売却し、売却金額の余りがあれば、それを財産分与します。

この方法では、精算を離婚後に後回しにすることになってしまいますが、仕方のないことです。

離婚の話し合いの時に、しっかり話し合って決めておきましょう。

まとめ

  • 財産分与は夫婦生活で築いた財産が対象
  • 借金もマイナスの財産として、財産分与の対象となる
  • ギャンブルや、高級ブランドの服を買うための借金は、財産分与の対象にならない
  • 住宅ローン最大の債務として、財産分与の対象となる

財産分与での「マイナスの財産」をどうするかについて説明してきました。

財産分与のポイントは夫婦生活で築いた財産です。

個人が身につけるための、時計や服飾品などは、財産分与の対象にはなりません。

よって、統計や服飾品を買うための借金や、ギャンブルでの借金は、財産分与の対象にはなりません。

そして、住宅ローンは一番大きな債務として、財産分与の大きな問題となります。

お互いが納得できるように話し合って解決しましょう。