妻が知らない男とキスしていたら、辛いですよね。
ものすごくショックを受けるかもしれません。
一方で、キスは不貞行為に入るのでしょうか。
不貞行為にはいれば慰謝料を請求することができます。
ここでは、キスは不貞行為かどうか、また慰謝料や証拠について考えていきましょう。
妻と離婚したい。キスは不貞行為になるの??
妻が全く知らない男とキスをしているのを見てしまった。
キスというのは、不貞行為に入るのでしょうか。
ところで、あなたはどこからかが不倫や浮気だと思ってますか。
「肉体関係を持ったら浮気だ。」
「キスしたらアウト。」
「腕組みしたり、手を繋いだらだめ。」
人によってさまざまだと思います。
実は不倫や浮気という言葉は、法律用語にはありません。
多くの離婚裁判では、キスや腕組みのような愛情表現が出たとしても、なかなかそれが離婚理由には繋がりにくいです。
不貞行為とは、「配偶者のある者が、その自由意志に基づいて配偶者以外の者と性的関係を持つこと」という定義があります。
つまり不貞行為かどうかは、肉体関係を持っているかどうかが重要なポイントになってきます。
キスだけでは、不貞行為にはならないので注意が必要です。
不貞行為で慰謝料はとれるの??
キスでは不貞行為としては扱われません。
ですが、肉体関係を持てば不貞行為となります。
肉体関係を持っていることが証明されれば、夫は慰謝料を請求することができます。
慰謝料とは「精神的な苦痛を慰謝するための金銭」です。
その精神的苦痛をお金をもらうことで解決することです。
要するに、その苦痛が大きければ大きいほど慰謝料の額は大きくなると思ってください。
慰謝料の額を左右するのは以下のポイントがあります。
- 浮気、不倫された期間が長い
- 何度も不貞行為を繰り返す
- 不貞行為の期間が長い
- 幼い子供がいるのに不貞行為を行なった
一般的な慰謝料の相場は200万前後だと言われています。
その中で、こうしたポイントは慰謝料を増額させるポイントになります。
また離婚せずに慰謝料をもらおうとする場合は、額が下がるケースが多いので注意が必要です。
不貞行為の証拠って必要??
「妻の不貞行為が発覚!」
「離婚して、慰謝料も請求したい!」
ちょっと待ってください。
慰謝料は請求できますが、そのためには確実な証拠を得る必要があります。
証拠がない限り、なかなか不貞行為を認めさせることは難しいです。
不貞行為で離婚するための有力な証拠をここでご紹介します。
1つ目が決定的な写真やビデオです。
妻が相手の男と何度もラブホテルを出入りしている映像や、ベッドの上での写真は他のどんな証拠よりも有力なものになるでしょう。
2つ目は音声データです。
夫婦で離婚している際に不貞行為を認めても、離婚調停の場などでは否定する可能性もあります。
話し合いの場でこっそりと会話を録音しておくと、いざという時に証拠になる時があります。
3つ目がメールの履歴です。
パソコンやメールの履歴で、不貞行為が発覚するケースも多いでしょう。
裁判などでそうした証拠を提出して妻が認めた場合は、有力な証拠になります。
まとめ
- キスは不貞行為としては認められないかも
- 不貞行為が発覚した場合は慰謝料を請求できます
- 慰謝料を請求するには有力な証拠は必要不可欠です
いかがでしたか。
妻がキスした場合は、なかなか不貞行為にはなりにくいです。
ですが、キスしていたなら肉体関係がある可能性もあります。
離婚する場合は、しっかりとした証拠を集めるようにしましょう。