妻のヒステリーに悩み、密かに離婚を考えている夫もいることでしょう。

ここでは妻のヒステリーを理由として離婚できるか、その場場合慰謝料や親権はどのようになるのかを説明していきます。

妻のヒステリーを理由として離婚したい場合それは可能なのか?


気に入らないことがあるとそれが些細なことでも大声を挙げたり、物に当たったりといった妻のヒステリーに悩んでいる夫もいるでしょう。

このような妻のヒステリーのみを有責事項として夫のみの判断で離婚することは難しいようです。

なぜなら、ヒステリー自体は重い精神病ではなく、それ自体が結婚生活を続けていくうえでそれほど大きな障害になるとは考えられていないからです。

ですので、妻のヒステリーに耐えることができず、離婚したい場合には、妻の離婚に対する同意を得る必要があります。

妻がヒステリーに伴い夫に精神的または肉体的な暴力、いわゆるDVを行っていた場合には離婚することが可能です。

しかし、ヒステリックな妻に離婚を切り出しても、当事者同士で冷静な話し合いができるとは到底考えられません。

このような場合には、当人同士の話し合いによる協議離婚を避け、家庭裁判所に離婚調停の申し立てをして、調停員という第三者を交えて離婚に関する話し合いを行うことをおすすめします。

離婚調停を行う前に妻のヒステリーの証拠を集めておきましょう。

怒鳴っている際の声を録音したり、日記などにその日のヒステリーの状態や、それによって夫が受けたストレスや精神的ダメージを記録しておき、妻がヒステリーという精神的DVを行っていたということを第三者に立証できるようにしておくことが大切です。

妻のヒステリーが原因で離婚する場合に慰謝料は請求できるのか?


妻のヒステリーにより、精神的にダメージを受けたり、頬を叩かれるなどの暴力行為を受けていた場合、それを理由として離婚するときに慰謝料を請求することは可能です。

しかし、前の章でも説明したように、ヒステリーを持つ妻と当事者同士で離婚についての話し合いができる可能性は少ないでしょう。

ですので、ヒステリックな妻と離婚をする際には、離婚調停を申し立てることをおすすめしてきました。

妻のヒステリーにより精神的苦痛を受け、うつ病になったり、手を挙げられるなどの暴力にさらされたことがある夫もいるかもしれませんが、このような行為は立派なDVとなり、慰謝料請求の対象にもなりえます。

そのようなDVの証拠を集め、第三者に対して妻の精神的または肉体的暴力について立証できる程度の証拠が確保出来たら、離婚調停を行うことになります。

この離婚調停の際に離婚の話し合いとともに慰謝料についても話し合いを行うことをおすすめします。

妻のヒステリーが原因で離婚する場合親権は取れるのか?


妻のヒステリーが原因で離婚する場合、子どもの親権を夫が取ることは可能なのでしょうか?

親権は母親が取りやすく、子どもが小さければ小さいほどその傾向は強まります。

妻のヒステリー自体を原因として夫が親権を取ることは難しいでしょう。

しかし、妻のヒステリーの矛先が子どもにも向いている場合には夫が親権を取ることができる可能性が高まります。

妻がヒステリーにより子供にも精神的・肉体的暴力を加えていれば、それはもう立派な虐待です。

そのような場合に夫が親権を取るためには、まず夫側がメインとなって子供の面倒を見ているという状況を作り出し、それを継続していきましょう。

また、離婚した際に子育てに関して夫の両親など周囲の協力が得られるよう環境を整える準備をするなどして、子どもが夫と生活していく事が子供にとって有益であると調停員などの第三者に認められれば、夫が親権を取ることも可能です。

まとめ

  • 妻のヒステリーに伴う精神的または肉体的暴力があれば離婚は可能
  • 妻のヒステリーに伴う暴力によって精神的または肉体的に被害を受けたことを立証できれば慰謝料請求ができる
  • 妻のヒステリーより子供が虐待されている場合には、夫が親権を取ることができる可能性もある

ここまで、妻のヒステリーを原因として離婚することができるか、その際に慰謝料や親権はどのようになるのかについて説明してきました。

ヒステリーも度を超すと、精神的または肉体的な暴力に発展することもあり、そのような場合に被害を受けたなら離婚も慰謝料請求も可能です。

そのような妻のヒステリーに伴う暴力が子供にも行われている場合には、子どもの幸せのためにも夫が親権を取ることができるよう、子どもと暮らしやすい環境を整えておきましょう。