
その人はとてもきれいな人で、水商売をしていました。
私が口説いて、同棲生活を1年ほど続けた後に結婚した人でした。
共働きだったのですが、彼女は「金額がいいから」といって、水商売に戻ってしまったのでした。
離婚を決意した最初のきっかけ
その頃の私の年収は380万円ほどで高収入とはいえませんでしたが、贅沢さえしなければ二人で暮らしていく事は可能な金額でした。でも、自分たちの暮らしや将来の事を考え、共働きする事自体には異論はありませんでした。
しかし、妻が水商売をしていて、他の男と「今日は同伴出勤だから」とか「お金持ちな人がいるからアフターしてくるから」というのが、たまらなく嫌でした。
借金があるわけでもないし、金額が多少落ちてもいいからもう少し健全な仕事をしてくれと頼みましたが、決裂しました。
離婚の最初のきっかけは、これでした。
話し合いがうまくいかない
その後も、話し合いで解決策を見つける事が出来ない事が重なりました。夫婦といっても他人なので、色々と考えが食い違うことは出てくると思います。
その事自体は、夫婦であろうが誰であろうが、当然の事だと思います。
問題は、そうした問題が出た時に、お互いに話し合って、解決策をさがして、一緒に乗り越えることが出来るかどうかが大事なのだと思います。
こういう所で、自分の主張ばかりする人間がどちらかにいると、解決策は難しいです。
つまり、結婚生活を続けるという事は、お互いを好きだとか嫌いだという点だけでなく、お互いが大人になっていなければ継続は難しいのだと思いました。
相手の立場になって考えることが出来ないのでは、共同生活は難しいと決意しました。
好きだから別れられないという選択でいいのか
恋愛結婚であり、しかも私の方が凄く好きになった相手との別れなので、決断は勇気のいるものでした。しかし、人生は1度しかないし、お互いにお互いを思いやって生きていくことが出来なければ、辛い思いがあまりに大きすぎるのではないかと思いました。
最大限の努力はするべきだし、離婚は最後の手段であって簡単に選択してはいけない事だと思います。
それでも、人生を考えると、離婚は最後の選択肢に入っても仕方がないものだと思います。
離婚した後はかなり辛かったですが、今は新しい人と一緒に生きていて、あの時に離婚を決断して良かったと思います。